ペティナイフ 選び方

包丁・グルメ
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今回はペティナイフの購入を考えているけどどういう基準で選べばいいかわからない人向けの記事です。

いろいろ種類があるけど違いが判らない

鋼とステンレスってどう違うの?

ペティナイフと果物ナイフって同じなの?

わかります。ペティナイフに限らず包丁ってたくさんの種類があるのでどういう基準で選んだらいいかわからないですよね。

今回はそんな疑問にできるだけ簡単に答えていこうと思います。

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結論

早速ですがお勧めのスペックです。

  • 刃渡り(刃の長さ)はメインで使用するなら15cm前後、サブで使用するなら12cm前後
  • 刃の材質は鋼かステンレスがお勧め
  • 柄の材質はプラスチックかステンレスがお勧め
  • 包丁に慣れていないなら両刃がお勧め
  • 価格はこれが絶対というものはないが5000円前後でも性能が十分な物も多い
  • 明確な定義はないがペティナイフと果物ナイフは別物(切れ味がペティナイフのほうが上)

詳しく見ていきましょう。

ペティナイフを選ぶポイント

ペティナイフに限らず包丁を選ぶときに注意するべき点は主に以下の5点です。

  • 刃の長さ
  • 刃の材質
  • 柄の材質
  • 片刃か両刃か
  • 価格

早速順番に見ていきましょう。

刃の長さ

これはペティナイフを何に使うかによって変わります。

  • 1・メインで魚や肉、野菜なども切る場合
  • 2・メインの包丁は他にあるので小さな食材を切ったり皮をむいたりする場合

メインで使う場合は長さは刃渡り(刃の長さ)15cm前後がお勧めです。

15cmっていうとこれぐらいだね。

サブで使う場合は12cm前後で十分だと思います。

あまり長すぎるとペティナイフの強みである小回りが利きにくくなるからこの長さはかなり重要だね。じっくり考えて選ぼう。

刃の材質

これは他の記事で詳しく書いていますがここでも改めて簡単に解説します。

もう少し詳しく見てみたい方はこちら。

包丁の材質は大きく分けて鋼、ステンレス、セラミック、チタン、ダマスカス(厳密にはダマスカスではない)の5種類です。

結論から言うと普段使いならお勧めは鋼かステンレスです。
セラミックはメンテナンスが難しくチタンは切れ味が悪いです。ダマスカスは非常に高価。

鋼にもいろいろな種類がありますがかなり長くなるのでここでは省略します。

基本的には特徴は同じです。

メリット

  • 良く切れるものが多い
  • 研ぎやすくメンテナンスしやすいものが多い

デメリット

  • 非常に錆びやすいので使用後はすぐに洗ってふき取る必要がある

ステンレス

細かく分類すると鋼の一種なんですが難しい話になるのでそれも今回は省きます。

わかりやすくするため鋼とステンレスは別で分けました。

メリット

  • 錆びにくい
  • 鋼ほどではないが切れ味はそこそこ

デメリット

  • 錆びにくいが全く錆びないわけではない
  • 鋼に比べると研ぐのにやや時間がかかる
  • 同じ価格帯ならどうしても切れ味は鋼には劣るものが多い

セラミック

メリット

  • 錆びない
  • 切れ味が落ちにくい

デメリット

  • 切れ味は良くない
  • かなり硬い材質なため刃こぼれしやすく硬い食材(南瓜など)を切るのには適していない
  • 硬すぎて普通の砥石では研げない(専用の砥石かシャープナーが必要)

チタン

メリット

  • 切れ味が落ちにくい
  • 錆びない
  • 食材に包丁の臭いが移りにくい
  • セラミックと違い普通の砥石でも研げる

デメリット

  • 切れ味はあまりよくない
  • 種類があまりない

ダマスカス

メリット

  • 切れ味は良いものが多い
  • とにかくかっこいい
  • 高級感がありプレゼントに最適

デメリット

  • とにかく高価
  • 錆びやすいものが多い
  • 研ぐのが少し難しい(角度を間違えるとせっかくのかっこいい模様が消えてしまう)

かなりざっくり書きましたが特徴はこんな感じです。

柄の材質

これも別の記事で解説していますが簡単にここでも書きます。

柄の材質は大きく分けてプラスチック、木、ステンレスの3つです。

プロの料理人が使うのには柄だけで数万円するものもあるけどそれは今回は省略します。
一般家庭の普段使いならプラスチックかステンレスがお勧めです。メンテナンスが楽です。

  • プラスチック 安価、管理が楽、滑りやすい、冬は少し冷たい
  • 木材 手にしっくりくる、長年使っていると自分の手になじんでくる、水が入りやすいので管理は少し大変(最悪木が腐ったりする)
  • ステンレス 刃と一体になっているものが多く衛生面で管理が楽(洗いやすい)、錆びにくい、冬はかなり冷たくなる

片刃と両刃

家庭用ならお勧めは両刃です。そもそも片刃のペティナイフは数があまりありません。
ただしメインで使うなら片刃ペティも十分アリです。

これも別の記事で解説していますが

洋包丁の多くが両刃、和包丁の多くは片刃、ととらえてもらってかまいません。(勿論すべてではないです)

簡単に特徴を書きますと、

片刃

  • 食材の身離れが良い(食材が包丁からはがれやすい)
  • 同じ価格帯で比べると切れ味の良いものが多い
  • 食材を薄く切りやすい
  • そのまま切ると斜めになってしまう(まっすぐ来るのには少し慣れが必要)
  • 硬い食材を無理やりまっすぐ切ろうとすると刃が斜めにはいるため食材が割れてしまうことがある

両刃

  • 刃がほぼ左右対称なためまっすぐ切りやすい(厳密には左右対称ではない)
  • 片刃に比べると身離れは良くない(包丁に食材が引っ付きやすい)

恐らく一般家庭の多くにある包丁が三徳包丁や牛刀、ペティナイフだと思います。

そしてそれらは全て洋包丁なので基本的に両刃になります。(中には片刃で作られているものもありますが)

なので家庭用としてはほとんどの方が両刃包丁に慣れていると思いますので

使いやすさでいうと通常の両刃のペティに軍配が上がります。

しかし、ペティナイフで魚やお肉をがっつり切る、メインで使用するというなら片刃も十分考慮の余地ありです。

片刃はまっすぐ切るのに慣れは確かに必要ですが、食材が自然にはがれやすいためカットが非常にスムーズに行いやすいので調理の時間短縮にもつながります。

また家で魚の刺身やお肉を切りたいけど本格的な柳葉包丁や筋引きを使うほど台所が広くない場合や

保管場所がない場合もにも小ぶりの片刃ペティナイフは非常にお勧めです。

ちなみにおすすめの片刃ペティナイフです。どちらも刃渡りが15cmありメインで十分使えます。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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価格

最後は価格になります。

後輩や知り合いにもいくらぐらいのものを買えばいいのか?とよく聞かれますがこれに関しては答えはない、というしかありません。

あくまで自分の考えですが包丁の値段というのは包丁に対するメンテナンスの時間を買っている、と考えています。

100均などで売られている包丁でもものすごく研ぎこめば切れるようになる、という動画を見たことがあります。
しかしそれは物凄く時間と研ぎの技術を必要とします。

包丁に対してある程度の対価を払うことで最初の切れ味とメンテナンスに要する時間を短縮するということです。

ただ参考程度にですが僕の普段店で使っているペティナイフですが1万4000円ぐらいでものすごく良く切れます。片手でトマトの薄切りとかできます。

家庭用なら5000円前後の包丁でも十分ではないでしょうか。ちゃんとメンテナンスをして使用していれば数年以上長い間使い続けられると思います。

まとめ

長々と書いてきましたがまとめたいと思います。

  • 刃の材質は鋼かステンレスがお勧め
  • 刃渡りはメインで使用するなら15cm前後、サブなら12cm前後
  • 柄の材質はメンテナンスが楽なのはプラスチックとステンレス。木は手に馴染みやすいが水が入りやすいので管理がやや面倒
  • こだわりがなければ両刃がお勧め。ただし魚やお肉を切るつもりなら片刃もお勧め
  • 価格は5000円前後がお勧め

これを参考に次回はお勧めの三徳包丁を紹介していきたいと思います。

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