包丁が上手く研げないときの原因
家や職場で包丁を研いでいても今一つ切れ味が良くならないことはありませんか。
今回はその主な原因について書いていきたいと思います。
研ぎ方は間違っていないのに
研ぎ方は間違っていないはずなのに研いでも切れ味が元に戻らない。
そんな時は主に以下の4つの理由が考えられます。
砥石がへこんでいる
包丁が上手く研げないときの大半がこれに当たることが多いです。
砥石がへこんでいるとちゃんと包丁全体に砥石が当たらず型崩れ、まる研ぎ、和包丁だと裏押しがなくなってしまう原因にもなります。
そうならないように砥石は定期的に面直しをする必要があります。
面直しについてはこちらの記事で解説しています。
砥石が目詰まりをおこしている
砥石は続けて使用していると包丁の研いだ時の鉄クズが砥石の間に詰まっていき目詰まりをおこします。こうなると砥石に包丁が引っ掛かからず非常に研ぎづらくなってしまいます。
この目詰まりをメンテナンスすることを「ドレッシング」といいます。
目詰まりやその解消方法についてはこちらの記事で解説しています。
砥石と包丁の相性が悪い
相性というほどでもありませんが、包丁の中にも研ぎやすいもの、研ぎにくいものが存在します。
そして砥石の中にも研ぎやすい砥石、研ぎにくい砥石というものが存在します。
鋼やステンレス、セラミックなどで研ぎやすさが変わるのは勿論ですが
同じ鋼にも沢山の種類が存在しその中でも切れ味、切れ味の持続性、研ぎやすさはそれぞれ異なります。
包丁の鋼材についてはこちらの記事で解説しています。砥石の種類に関してはこちらで解説しています。
砥石の番手が間違っている
砥石(ここでは人造砥石の話です)には番手というものが存在し番手によって砥石の用途がほぼ決まります。番手とは砥石の用途を決めるものであって良し悪しを決めるものではありません。
包丁を研ぐときにも勿論番手は重要であり、この番手が間違っているとたとえ研いだとしても納得のいく切れ味はつかないでしょう。
砥石の番手についてはこちらの記事で解説しています。
まとめ
いかがでしたか。
包丁を研いでも上手く研げないときの主な原因について5つ理由を上げてみました。
- 研ぎ方の問題
- 砥石がへこんでいる
- 砥石が目詰まりをおこしている
- 砥石と包丁の相性が悪い
- 砥石の番手が間違っている
研ぎ方は間違っていなくても研げない、違和感を感じる時は今回紹介した方法を試してみてください。
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