「包丁を買ってみたものの切れ味が悪くなってきた。」
家で料理をする人なら誰でもこんな経験あると思います。
でも実際に砥石を買おうと思ったときに、
- 砥石を初めて購入しようと考えているけどどうやって選んだらいいかわからない
- たくさん種類があってよくわからない
- どこのメーカーがいいの?
こんな悩みが出てくると思います。
確かに砥石にはたくさんの種類があるし値段も様々。初めて買う人は凄く悩むと思います。
ただ砥石で研ぐと包丁は切れるようになります。
家にある刃こぼれしていた包丁を今回紹介する砥石で研いでみました。
全然切れません(笑)
すこし研いでみました。
まだまだ改善できますが大分ましになっていると思います。
職業柄自分は砥石をいくつか持っていますがその中でも
初心者の方にもお勧めの砥石を紹介したいと思います。
選考ポイント
今回のポイントは性能(研ぎやすさ、研ぐ力)、価格、メーカーの3点をバランス良く考えて選考してみました。
高い金額を出せば勿論もっと高性能な物はありますが値段が跳ね上がったり研ぐのが難しくなったりします。また聞いたことのないメーカーだと初心者の方は不安になると思います。
なので今回は独断と偏見ですが初心者の方にもお勧めの砥石を紹介したいと思います。
お勧めの砥石
堺一文字光秀軟口シリーズ・1000番
今回お勧めする砥石1つ目はこちらです。
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大阪道具屋筋に店を構えてから70年以上の歴史を持つ刃物屋さんの老舗、
堺一文字光秀さんより特選砥石の煌シリーズの砥石です。
シリーズ、という言い方には理由があり後から説明しますが砥石には番手という
砥石の役割を分担する番号があるためです。
選んだ理由
この堺一文字光秀さんの砥石の中でもこの軟口シリーズはかなり柔らかく、
研ぐときに包丁の刃に当てやすいため初心者の方にも大変お勧めです。(基本的に砥石は柔らかいほど研ぐのが簡単で硬くなるほど難しくなります。)
堺一文字光秀赤門・1000番
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こちらも同じ堺一文字さんの砥石でかなり柔らかめの砥石になります。
選んだ理由
こちらも柔らかくて研ぎやすい上に価格は煌シリーズよりもぐっと下がるので
初めて砥石を買う人にもハードルが低くなると思います。
ただし研ぎやすいのですが研ぐときに砥石の赤い汁がかなり出るので注意です!
堺一文字光秀 特撰砥石 荒砥石 #220
こちらは荒砥になります。
荒砥の役目は刃こぼれした時の修正や形を変えたいときなどに使用します。
普段使いではあまり使用しませんが
刃こぼれしてしまったときのために一つあると便利です。
選んだ理由
砥石の減り方が遅く、小さいものだと3500円と比較的安価で買える。
堺一文字光秀 特撰砥石 煌シリーズ 仕上げ砥石 #2000
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堺一文字煌シリーズの砥石で仕上げ砥石になります。1000番ぐらいで研いだ包丁を
さらに細かく仕上げていきます。この記事の動画では3000番を使用していますが
家庭用では仕上げとしては低めの2000でも十分かと思います。
選んだ理由
この砥石は水に漬け込まなくてもすぐに使用できるタイプです。なのですぐに研ぎたいときや他の砥石と一緒に漬け込むスペースがない時にこういう漬け込む必要のない砥石は重宝します。
逆に漬け込みすぎると砥石の成分の接着剤が流れ出し劣化してしまうので注意が必要です。
砥石の選び方
詳細は別記事でも書いていますが
今回も簡単に解説します。
より詳しく知りたい方はこちらへどうぞ。
砥石の選ぶポイントは番手、大きさ、硬さ、値段。
長くなるので簡単に箇条書きで解説します。
番手
番手とは簡単に言うと砥石の削る力と用途を表しています。
上の画像の#1000という数字、これが番手です。
2桁の番手から5桁の数字まであり、数字が低いほど削る力が強く研磨力がよわくなります。
明確な区分はありませんが大体こんな感じです。
- 80~600 荒砥と呼ばれる。刃こぼれを直したり形を修正したりするのに使われることが多い
- ~2000 中砥 普段のメンテナンスで使われることが多い。
- 3000~ 仕上げ さらに鋭い切れ味を付けたりするときに使用
大きさ
砥石の大きさは1丁掛、2丁掛、3丁掛で分けられることが多いですが明確な大きさは決まっていません。メーカーによってもまちまちです。
ただ一般家庭用なら大きさは一番小さいもので十分です。
硬さ
同じ番手の砥石にも硬い、柔らかいがあります。
初心者の方が購入を考えているなら研ぎやすい柔らかめの砥石をお勧めします。
値段
ピンキリです。特に天然砥石は高いものだと数十万するものもあります。
ですが一般家庭用なら人口砥石で数千円のもので十分すぎる性能です。
番外編
あとは細かいことですが若干上の文章や写真でも出てきましたが砥石についている台、後は漬け込むタイプかどうかなどがあります。
台は砥石の性能には差は出ませんがあると研ぐときに手が机に当たりにくく便利です。ただ数百円ほど値段は上がります。
漬け込まないタイプは水をかけるだけですぐに使用できるメリットはありますが水が
かからないよう保管に気を配るデメリットがあります。
漬け込むタイプは逆に10分ほど水に漬け込む必要があります。
まとめ
今回は堺一文字光秀さんの砥石の紹介になりました。
勿論これ以外にもお勧めの砥石は沢山あるのでまた紹介していきたいと思います。
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