究極の美少女やりこみゲーム　ダンジョントラベラーズ2-2

みなさんこんにちはトミヤマです。今回は少し前に発売されたダンジョンRPG

ダンジョントラベラーズ2-2　闇堕ちの乙女と始まりの書

についてレビューしたいと思います。

ジャンル　ダンジョンRPG　対応機種　PSVITA 　発売日2017年4月20日

CERO区分　17歳以上　価格　通常版5800円　プレミアムエディション8800円

ただし今はもっと安くなっている。

ストーリー

話は前作ダダンジョントラベラーズ２の続きで、ロムレア王国というのがこのゲームの舞台となるがこの国を脅かすのが魔物とそれを従える魔神の存在。前作のラストでこの魔人を討伐しに主人公たちは向かうのだが最終敗れてしまい、この国は闇に堕ちてしまう。この戦いで主人公は記憶を失い子供の姿になってしまうが再び散り散りになった仲間を集め魔神を倒す、というのが大まかなお話。

どんなゲーム？

ダンジョン自体はオーソドックスなダンジョンRPG。しかし特筆すべきはやはり登場キャラクター。味方は勿論敵も含めほとんどの登場キャラクターが女の子。

ボスをたおしたり新しい仲間が増えるとムフフな展開があったりする。(＾ω＾)

筆者のこのシリーズの初体験は前作の無料体験版になるが

登場キャラクターの可愛らしさとは裏腹に難易度は結構高い。

割と即死クラスの攻撃を雑魚キャラも放ってくる。いわゆる萌えゲー？にありがちなキャラだけ可愛くてあとはおざなりということはなく中身はかなり骨太で難易度は高いし作り自体はしっかりしている。ダンジョンRPGの基本はしっかり押さえてある。レベルをあげスキルポイントを獲得してそれを割り振り、装備品を強化してさらにダンジョンの奥を目指す、というのを繰り返す。特に目新しいシステムがあるわけではないが１つ１つのシステムの完成度は高いと思う。

パーティー編成が鍵

キャラクターにはそれぞれクラスが存在して最初からいずれかのクラスについている。大まかに分けると物理アタッカー、魔法、サポートの3つ。レベルが上がるとクラスチェンジできるが例えば物理アタッカーについてるキャラが魔法使いには転職できない。なので誰でもなんにでもなれるわけではなく、最終的なクラスはある程度きまってくる。例えば物理アタッカーのキャラは最初ファイターというクラスについているがレベルが上がると次はパラディンかバーサーカーに進むことができる。そこからさらにヴァルキリー、侍、ダークロードと派生していく。

なので好きなキャラクターだけで組むととんでもなくバランスの悪いパーティーになるかもしれないのである程度は選別しないといけない。

良かったところ・テンポがよい

基本ロード時間はほぼない。会話や戦闘も高速化できるし戦闘アニメーションも設定でオンオフの切り替えができるのでサクサク進める。

良かったところ・戦略性が高い

レベルを上げて物理で殴ればいい、というのは通用せず、装備品や獲得するスキルも自分の使いたいキャラクターとパーティー編成を照らし合わせてよく考える必要がある。またクラスも全く役に立たないというクラスはなく（多少の強弱はあるが）こういうのを考えるのが好きな人にはすごくはまると思う。

そして倒した魔物は本に吸収してキャラクターに装備させたり装備品に付与したりできる。効果も様々で後半になるほど重要な要素になってくる。

良かったところ・安い

パッケージでも2800円、ダウンロード版なら2000円。内容とボリュームを考えるとかなり安いと思う。本編クリアに大体40~50時間くらいだろうか。

気になったところ・アイテムの仕様

このゲームにはいろんな名前のアイテムがでてくるのだが効果が書いてないアイテムが多い。焼きそばパンとかはまだ回復アイテムかな？？と想像できなくもないがドリルメカ玩具とか欠けた歯車とか無理。わかるわけねーだろ(*´Д｀)

あとアイテムの持ち込める量も少ない。最初は30個（条件を満たせば多くなるが）なのだがこのゲーム若干ハクスラ要素もあり敵がバンバン装備品を落としてくのだが30個なんてあっという間に埋まる。回復アイテムが結構重要なので制限をかけてるのかもしれないがそこは装備品と分けるとかで改善してほしかった。ここは前作と変化してない。

気になったところ・初見殺しが多い

とくに次のダンジョンに進むと敵がいきなり強くなるのだが、1撃でパーティーを瀕死に追い込んでくることがざらにある。筆者がええ年のおっさんでファミコンからのせだいだからある程度抗体はできているが最近のゲームに慣れている人には少しつらいかもしれない。特にボスは属性耐性が重要になるのだが（属性の相性が悪いと何もできないまま終了ということもある。）初見ではわからないので若干死んで覚えろ的なところはある。

一応前作の続き

なので前作の仲間キャラは多数登場。前作をプレイしていないとたまに会話についていけなくなることもあるが基本的にシナリオはあって無いようなもの（と筆者は思っている）なので筆者はあまり気にしなくてもいいかなと言いう印象。

こんな人にお勧め

いくつか気になるところもあるがダンジョンRPGの基本的なところはきっちり抑えており、女の子ばかりの世界観に抵抗がなければかなりはまると思う。筆者も最初体験版をプレイした時は正直なめていたが完成度の高さにびっくりした。思わずそのまま製品版をダウンロードしてしまった。戦闘も歯ごたえがあり雑魚戦も適当にやってたら全滅してしまうので緊張感がある。またキャラクターの育成や装備の強化などやりこみ要素も用意されておりコツコツパーティーを強化していくのが好きな人にはもってこいだと思う。パッケージや（特に前作は女の子路線全開だった）世界観のせいで引いてしまう人もいるかもしれないが食わず嫌いするのにはあまりにも勿体ない作品。

ただしこういう萌えキャラと少々理不尽な高めの難易度が受け付けない人には合わないかもしれないのと、基本的なゲームシステムは前作とほぼ変わってないので最近前作をプレイした人にはお勧めしにくい。前作から結構時間あいてて前作のラスト以降どうなったか気になる人は買ってもいいかもしれない。