こんにちは!仕事が通常通り再開してうれしいような悲しいような複雑な気持ちのトミヤマです。
今回はテイルズオブシリーズ最新作テイルズオブアライズのクリア後レビューの記事です。
対応機種
PS4 PS5
XBOX XBOXSERIES STEAM
価格はパッケージ版、ダウンロード版ともに7980円(税抜き)になっています。
それでは、良かったところ、不満点など順番に書いていきたいと思います。
まずは変更点や新要素などから!
前作からの変更点・新要素
CP | キュアポイント。パーティー全員で共有するマジックポイントのようなもの。従来の個別のTP(テクニカルポイントは廃止された。これがなくなるとヒールなどの回復魔法は発動できない。オレンジグミや宿屋で泊まると回復する。レベルが上がったりギガントモンスターを倒すと最大値が上昇していく。 |
グミ | HP回復用のアップルグミなどは回復値が従来の%ではなく600などの固定値に。ただしCPを回復させるオレンジグミなどは従来通り%。後述するが今回は価格が異様に高い。 |
野営 | キャンプを張ることでHP,CPが全回復する。またここか宿屋で料理を作れる。今までのスキットを見返すことができる。 |
アクセサリの合成 | 鉱石からアクセサリを作成、強化できる。鉱石は同じ名前・レベルでも備わっている能力が異なる場合がある。 |
AG(アーツゲージ) | 従来のCP(チェインキャパ)みたいなものでこのAGを消費して術技を発動する。通常攻撃は別で初期は3回、強くなると回数が増えていく。AGはスキルを開放していくと増えていく。 |
ブーストアタック | 各固有の支援攻撃みたいなもの。敵の術を妨害したり、ガードを破ったり効果は様々。今作の重要なアクション要素。 |
ブーストストライク | ゲージをためて二人で協力して放つ決め技。詳細は後述するが賛否両論点。 |
ジャスト回避、ガード | 今回はガードはキサラというキャラしかできない。基本は回避で攻撃をかわしていく。タイミングよく回避、ガードを発動するとスローモーションになりジャスト回避、ガードになる。さらにそこから攻撃に移るとカウンターレイドという攻撃に移れる。またAGも回復するのでジャスト回避も重要なアクション。 |
ブレイク | 敵をひるましたり空中にあげたりするにはブレイクをさせるひつようがある。ブレイクは貫通力というステータスが大きく影響している。 |
オーバーリミッツ(OVL) | 基本的には今までと大きく変更がないが今回はレベル制は廃止されている。オーバーリミッツ状態になるとのけぞらない、AGを無視して術技がだせる、秘奥義が放てるなどのメリットがある。 |
釣り | 本編には関係ないが世界各地の釣り場でミニゲームの釣りができる。基本的には換金およびコレクターアイテム。 |
フクロウ収集 | ダナの世界各地にフクロウが散らばっているので見つけて集めるとビジュアルアイテムなどが貰える。 |
経験値補正 | 敵よりこちらのレベルが高いと経験値が減少し、低いとその逆になる。 |
良かった点・グラフィックの大幅進化
ここは個人的にすごい進化をかんじたよ!!
前作のベルセリアと比べると大幅に進化している。アトモスシェーダーという独自のシステムを開発したらしく、映像が綺麗になっただけでなく今までのシリーズの特徴であるイラスト調の映像をより鮮明に、没入感を高めることに成功している。
キャラクターの表情も今までとは比べ物にならないくらい表情豊かで、周りの映像はリアルで鮮明なのに違和感なくキャラクターの感情がこちらに伝わってくる。
恒例のスキットも大幅進化。今までは1枚の立ち絵で少しキャラクターの表情が動く程度だったが今回は
スキットも3Dのキャラクターになりいろんな動きや表情がみられるようになった。
良かった点・ストーリー
基本的には王道のファンタジー。力を持った国に弱小国が虐げられていてそれを開放していく、というのが当面のお話だが、終盤はSF要素も入ってきてかなり駆け足気味になる。
補足説明がしっかりしてあるので専門用語がさっぱりわからないということにはならないが終盤の展開は少し強引で急展開すぎるように感じたところもある。
しかしそれ以外はシンプルでわかりやすくRPGをプレイしたことある人間なら良くも悪くも安心してプレイできるストーリーだと思う。
良かった点・キャラクター
癖が強すぎず、かつそれぞれ個性的な登場キャラクター達。最近のテイルズのキャラクターはなかなか癖が強かったり痛いキャラクターがちらほら存在していたが今回は万人受けすると思う。
良かった点・バトルシステム
今までのシステムを高いレベルでまとめ、そこに新要素のブーストアタックなどが加わりアクション要素と戦略性が向上している。特に映像面は大幅進化しているので迫力は今までの作品とは比べ物にならない。
ただし賛否両論点で書くがその分難易度もかなり上昇している。
良かった点・程よいサブクエスト
基本的に内容はこいつを倒してほしい、これを持ってきてほしいなどのお使いが多いが報酬がしっかりしているのでそこまで苦にならない。
賛否両論点
今までのテイルズに比べると難易度がかなり高い。そのおもな要因が
- 回復アイテムが異様に高価
- お金がなかなか手に入らない
- 敵が高火力、味方が紙装甲
- 一部のキャラを除いて今までのガードがなくなり、ジャスト回避が加わったがこれがかなり重要。
個人的にはモンスターハンターに似た難易度のとり方と思ったよ!
良くも悪くもプレイヤースキルにかなり左右されるバトルシステム。ガードがないので被ダメージを減らすには基本は回避になる。回避を使いこなせるかでかなり難易度が変わってくる。今までのテイルズ常連は最初戸惑ったと思う。
こちらのレベルが上昇すると敵からの経験値が減少するので良くも悪くもレベルを上げてごり押しはできなくなった。またお金がなかなか手に入らない上に回復アイテムは物凄く高価なので余計に難易度上昇に拍車をかけている。
よく言えば戦略的で歯ごたえのあるゲームバランス。ただ今までとはかなり違ったゲームバランスなのでこれをテイルズ常連はどうとらえるかは判断が分かれそう。
賛否両論点・ブーストストライク
新要素のブーストストライク。二人で放つ決め技(リバースの秘奥義に近い)なのだが確かにかっこよく派手な演出でしばらくはテンション上がっていたが正直終盤はしつこい。
特に大型のボスクラスの敵はこれを発動させないととどめを刺せないのでちょっとだるかった。せめて後半にはいったら種類が増えるとかあればもう少し違った感想になったと思う。
(例えばアルフェンとシオンのブーストストライク焔の一撃のみ。1度のバトルで何度も見ることになるし演出も飛ばせない。種類も増えないのでもう少し改良の余地ありかと思う。)
賛否両論点・良くも悪くも新設設計
今時のゲームらしくファストトラベル実装、基本どこでもセーブ、ボス戦の前には回復ポイント。ダンジョンも基本的に悩むようなポイントはほぼない。親切といえば親切。プレイヤーの世代にもよるが物足りないと言えば物足りない。
不満点・敵の硬さとキャラ性能
ほとんど不満のない作品だったけどここだけは今一つだったなー。
敵が基本的に硬い。ボスはめちゃくちゃかたい。ブレイクさせないと敵がひるんでくれないがこのブレイクまでがなかなか遠い。
あとはキャラ性能。中盤からはリンウェルが強い。終盤はアルフェンが強すぎる。主人公なのである程度はわかるがそれでも性能(特にアタッカー)に差がありすぎると思った。
ただ今回は難易度が高いので救済処置程度に考えればそこまでは不満にもならないが。
まとめ
5年ぶりの据え置きテイルズ新作。正直テイルズもそろそろ限界かなーとベルセリアで感じてたけど今回は見事にその感情を払拭してくれた。まさにテイルズ完全復活と言ってもよい仕上がりだと思う。
大幅進化した映像、魅力的な登場人物、戦略的で歯ごたえのあるバトルシステム。テイルズ常連も初めての人も迷わずお勧めできる作品。5年待ったかいがありました。
ただし難易度が高いのとややキャラ性能に差があるが難易度は変更できるしキャラ性能はどんなゲームでもある話なのでそこまでマイナスポイントにはならない。安心してプレイできる作品。
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