ゴッドオブウォーラグナロク レビュー(ネタバレ無し)

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今回はゴッドオブウォーシリーズ最新作ゴッドオブウォーラグナロクのレビューです。

ちなみにお今回はPS5でのプレイレビューになります!
まずは簡単な概要から。

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概要

  • 発売日 2022年 11月9日
  • 開発 サンタモニカ
  • cero Z18禁
  • 機種 PS4 PS5 steam
  • ジャンル アクションRPG

どんなゲーム?

2018年に発売された前作ゴッドオブウォーの続編。

北欧神話をベースにした重厚なストーリーと骨太で高難易度だが丁寧な作りこみでアクション初心者にもやりごたえのあるバトルが楽しめるアクションRPG。

前作では敵味方ともに親子の絆が重要なポイントだったけど今回も重要な要素だったよ!父クレイトスと息子アトレウスの葛藤とすれ違いを見ているとまるで現実の親子関係みたいだね。

どんなひとにおすすめ?

  • 歯ごたえのあるアクションバトルくをプレイしたい人
  • そんなに得意じゃないけどアクションゲームが好きな人
  • 北欧神話が好きな人
  • 軽いノリのストーリーより重厚なストーリーが好きな人
  • 前作の続きが気になる人
  • バトルだけでなく探索要素や謎解き要素が好きな人

難易度設定

基本的に敵の火力は高く難易度は高い!!

しかし難易度設定ができるのでアクション初心者でも安心してプレイできる難易度。

ノーマルでもなかなか歯ごたえのある難易度なので初心者は1つ難易度をお勧めする。

バトルの特徴

主人公のクレイトスは中盤まではリヴァイアサンという斧、

ブレイズオブカオスという双剣、

盾、素手を切り替えながらえながら敵をなぎ倒していく。

リヴァイアサン

近接用の斧だが投げることで遠距離攻撃もでき、また遠くに離れたところからでも手元に引き寄せることができる。

氷の属性を持っており敵やオブジェクトを凍らせることができる。

ブレイズオブカオス

クレイトスの代名詞でもある炎の力を持った双剣。リヴァイアサンほどの飛距離は出ないが振り回すことで全方位にこうげきできることができる。

また爆弾を掴んで投げ飛ばしたり草や敵を燃やしたりできる。

ドラウプニル

ストーリー中盤で手に入る今作の新武器。

風の力を持った槍で敵に突き刺すことで任意のタイミングで爆発させることができる。

また探索中では壁に突き刺すことで足場を作ることができる。

敵の攻撃をガードしたりパリイではじいたりすることができる。

素手

威力は無いがスキのない連続攻撃を繰り出すことが出来る。

スパルタンレイジ

前作にもあったクレイトスを強化する能力だが今作は種類が増え任意で効果を変更できる。

  • 逆鱗 前作にもあったモードで発動するとクレイトスが簡単にのけぞらなくなり怒涛のラッシュ攻撃が可能になる。
  • 武勇 体力を回復することができる。
  • 鬼神 手持ちの武器で強力な攻撃を繰り出すことができ体力も少量回復できる。

ストレスのないバトルシステム

バトルは大勢の敵に襲われることもあるが、仲間が掛け声でピンチを教えてくれたり

矢印でどちらから危険が迫っているなど

初心者でもとっつきやすいシステムになっていてストレスが感じにくくなっている。

また敵の火力は基本的に高くよくやられてしまうが、行動パターンはある程度分かりやすくなっており、敵の行動を予測するのはそんなに難しくない。

例えば敵の行動にはいくつか種類があるが、

  • 通常攻撃 回避、ガード、パリイともに可能
  • 青リング パリイで敵の行動を妨害可能
  • 黄色リング ガード不可 パリイは可能
  • 赤リング ガードもパリイも不可

と、目視してすぐにわかるようになっているので高難易度ながら理不尽な全滅は無いように仕上がっている。

このシンプルながら奥深いバトルシステムのおかげで、アクション初心者のひとにもお勧めでき作品に仕上がっているよ!

良かったところ

前作をもとに改良を加えより洗練されたバトルシステム

前作から大きな変化はないがいくつか改良点がある。

アトレウスの操作パートができた

前作は操作キャラはクレイトスのみだったが今作は間にアトレウスを操作するパートがある。

勿論バトルシーンもありクレイトスとはまた違った立ち回りが要求される。

アトレウスはクレイトスと違い弓での遠距離攻撃が得意。他にも特殊な力を使って動物を召喚したり自身が動物に変身したりできるんだ。

この変更点が程よい気分転換になっており、クレイトス一辺倒だった前作に比べ

飽きにくい工夫がほどこされていると感じた。

アトレウスもクレイトス同様スキルツリーを開放することでスキルが増えていく。前作以上に積極的にバトルに参加してくれるようになった。

この追加要素のおかげで飽きやすい人にもマンネリしにくい仕様になっているよ!

北欧神話をベースにした深く重厚なストーリー

北欧神話をベースに神々の争いと主人公クレイトス、息子のアトレウスの
親子の絆の群像劇。

父親に認めてもらいたい息子と息子のことが心配で仕方ない父親。見ていてハラハラするし親近感がわく。

ここは前作経験者ならすぐにピンとくると思うよ。不器用な悩める親父を見ているのはなんか自分の父親を見ているみたいだね(笑)

ストーリーはシリアスな場面が多いが仲間の掛け合いのおかげで重たすぎず
程よい世界観になっている。特に生首のミーミルがムードメーカー的な存在になっており、

周囲を和ませながら時にはクレイトスやアトレウスに助言をくれたりする。

だから重苦しい雰囲気を想像している人にも安心!主人公は確かに寡黙なキャラだけど
仲間が良い感じに周りの空気を和ませてくれるので
シリアスな話が続くのが苦手な人にも安心してお勧めできるよ!

細部まで表現をこだわりぬいた圧巻のグラフィックと自然に溶け込むBGM

単純な映像は前作でもすでにPS4の限界に挑戦するようなグラフィックだったので大きな変化はないが、逆に言えば前作でもすでに他のゲームの映像美の追随を許さないような映像だったといえる。

またBGMもめちゃめちゃ名曲揃い、というよりはその場の雰囲気を壊さないように上手く自然に溶け込んだ作りに仕上げた、という感じに仕上がっている。

勿論ボス戦などここぞというときは激しくテンションのあがるBGMも用意されている。

個人的に感じるのは最近のゲームは単純にグラフィックは確かにすごく実写に近いが表現力や細部まで見てみるとイマイチ、というゲームはたくさんあるが、ゴッドオブウォーは違う。

映像が綺麗なだけでなく、幻想的で印象強く小物一つとっても表現をこだわりぬいた部分がいたるところに見られる。

こういう細かいところの表現が物語の没入感を高めてくれると個人的には考えている。

上の画像も中盤のとあるシーンだけど息子に対する接し方で悩むクレイトスと神秘的で悲しいBGMが相まって思わず「あ~」という声が出てしまったよ。

圧倒的グラフィックで描かれるクレイトスの殺戮シーン

このゲームの醍醐味の1つともいえる敵にとどめを刺すシーン。

このR3マークが出たときにR3ボタンを押し込むとクレイトスが一気に敵にとどめを刺しに行くが
この時の表現がかなり過激であり、これこそがゴッドオブウォーの醍醐味の1つ。

この決め技こそゴッドオブウォーのバトルの神髄でありこれを決めるためにクレイトスは日々鍛錬を怠らないようにしていると言っても過言ではない(きっと)

時には首を力任せにねじ切るし、ブレイズオブカオスで口から切断、斧で頭を叩き割ることもある。

やりすぎと思うかもしれないが、クレイトスはもともとスパルタの戦いの神。

敵には情け容赦ない。

グロイ表現が苦手な人には厳しいかもしれないけど容赦なく敵を粉砕するシーンはやっぱりスカッとするね。生ぬるい表現に飽きてしまった人にお勧め!

豊富な探索要素とサイドクエスト

今回は前作よりもさらに探索要素が豊富で、九界の色んな所を探索できる。

残念ながら九界の全てに探索できる場所があるわけではないが
このおかげで前作よりさらに広大な世界を冒険している感じが増した。

サイドクエストも豊富で単純にこいつを倒して!というものではなく、依頼主にそれぞれ事情やストーリーがありお使い感覚がわきにくい仕様に仕上がっている。

このあたりの配慮も素晴らしいと思った。

寄り道はRPGの醍醐味。あえて正解ルートを進まず宝箱をコンプリートしてからゲームを進める人にはうってつけのゲーム。
寄り道しまくってどんどんクレイトスを強化しよう!

シリーズ恒例の謎解き要素

恒例の謎解きとパズル要素。

道中のいたるところに謎解き要素がちりばめられており、とかないとクリアできないものからクリアには関係ないものまで様々。

基本的には仲間がヒントをくれるので難しくてクリアできないというようなことはない。

また寄り道先の謎解きはクリアすると貴重な資源が手に入ることが多く

飴と鞭のバランスが程よくとれていると思った。

謎や仕掛けを解いた先に貴重なパワーアップアイテムがある、RPGの醍醐味だよね!
バトルだけでは物足りない人にもお勧め。

気になるところ

前作未プレイでもプレイは可能か。

はっきり言ってこの1点。

結論から述べると激しく推奨しない。今作はあくまで前作プレイ前提だと思う。

ここだけが譲れない点であり、だからこそこれだけのクオリティーに今作が仕上がった所以でもあるよね。
あまり万人受けするものを狙うと中途半端な作りになるかもしれないからね。

基本的に前作の登場人物はほぼ登場するし、前作で名前しか登場しなかったオーディンやトールなども

重要人物として今作は登場する。

また前作をプレイしていないとまずオープニングでフレイヤに襲われるところから意味不明だろうし

最序盤から度々でてくるフィンブルの冬やクレイトスが腰に喋る生首を普通につけているけどその辺も全くついていけないと思おう。

なのでできれば前作をプレイ、もしくはせめて動画でストーリーだけでもある程度理解してからのプレイを個人的にはお勧めする。

前作のゴッドオブウォーなら発売から何年か経っているので今なら大分お求めやすくなっているだろう。今プレイしても古臭さなどは全く感じないので今作を考えているなら是非プレイしてみることをお勧めする。

まとめ

  • 高難易度だがアクション初心者にもとっつきやすいやりごたえのある
    バトルシステム
  • 前作は要プレイだが重厚な世界観と北欧神話をベースにした 熱い展開の親子の絆の物語
  • 豊富な探索要素と謎解き要素、それと連動したクラフト要素とキャラクターの
    強化要素で本編以外にも充実したやりこみ要素
  • 幻想的なグラフィックとBGMでゲームの世界に入り込める圧倒的な世界観

前作の不満点を解消しつつ丁寧にレベルアップして帰ってきた作品。豊富な探索要素とやりごたえのあるバトル、見どころ満載のシナリオと最新技術で表現された幻想的な北欧神話の世界は

プレイしだすとやめ時がわからなくなり

ついゲームの世界にいつまでも没頭してしまうほど。

独創的で尖ったシステムがない分穴がなくすべてのバランスがうまくとられた作品。

前作をプレイして今作をまだの人は勿論、

前作未プレイの人は前作のストーリーを理解してから是非プレイしてもらいたい作品。

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